【今節の注目選手】
10月22日よりボートレース児島でスタートするボート界の頂上決戦、SG第66回ボートレースダービー。年末の大一番、賞金王決定戦に向けて賞金アップを狙う選手も多く、春のSGとは別物の雰囲気が漂っている。
今節の注目先週は競艇界の王者、大阪支部の松井繁選手。ボートレース児島で唯一、2連対率50%を超えるエースモーター42号機を引き当てた。近年は賞金王決定戦からも遠のいているだけに、ボートレースダービーで王者復活の狼煙を上げて欲しい。
初日は5Rの3号艇と、10Rの1号艇の2回走り。モーターパワーを生かせば、ピンピン発進も期待できる。
【12Rドリーム戦予想】
ボートレース児島の競走水面は瀬戸内海に面しており、潮位の干満によって大きく水面状況が変わる難しい水面。水質は海水で、満潮時は水面にうねりが発生し、ターン時に舟がバタつくので、センターからのまくりが決まりにくくなる。干潮時には一転して、穏やかな水面状況になるので、外からスピードを活かした攻めが決まりだす。1コースの勝率は54.9%と全国平均と同じくらい。インコースが優位なことは間違いないが、潮の満ち引きによって、展開がガラリと変わることだけは覚えておこう。
初日の注目レースは12Rのドリーム戦。ボートレースダービーを牽引する6名のトップ選手、ドリーム戦に出走メンバーは
1号艇 桐生 順平(埼玉)
2号艇 毒島 誠(群馬)
3号艇 井口 佳典(三重)
4号艇 山田 康二(佐賀)
5号艇 篠崎 元志(福岡)
6号艇 瓜生 正義(福岡)
ドリーム戦の注目ポイントは4号艇の山田選手。モーター54号機は中堅上位のモーター、カドから攻めるにはうってつけのモーターなのだが、フライング2本持ちという厳しい状態。F2でもスタート攻めるか、それとも抑えるか、山田選手の動き1つでレースが大きく変わってくる。
中心は1号艇の桐生、飛び抜けた足ではないが、伸びも回り足もまずまずの動きを見せており戦える足はできている。1号艇という好枠を生かして、桐生がインから速攻を決める。
相手は2号艇の毒島、外からの攻めが難しそうな展開だけに、小回りできる毒島は優位。1マークは最内を差して、逃げる桐生を追い掛ける。3番手は3号艇の井口、モーター的に不安はあるが、持ち前の捌きの上手さで上位進出を狙う。穴は5号艇の篠崎、4号艇の山田が攻めきれなければ、篠崎の捲り差しが生きてくる。